文芸酒場 双月亭

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訪れた『モノ』

「じゃあみんな、お疲れ様。いつもどおり店の施設は自由に使っていいよ」

閉店時間を過ぎても未だ店内に残る客達に対しそう言い残して、Yuhは自室へ戻った。

酒の泉が枯れ出したというトラブルがありながらも、沢山の客に恵まれている。
商売繁盛なのは結構な事だが、やはり泉の問題は何かしら解決せねばなるまい。

「しかし、今日はもう眠い……明日起きてからでもい……」

そう言い終わる前に、彼はベッドへと倒れ込んでいた。


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「ふああ……しまった、そのまま寝てしまってたか」

寝ぼけ眼をこすりながら、Yuhは起き上がった。
窓の外に目を向ければ、まだ漆黒の帳が店を包んでいる。

「変な時間に目が覚めてしまったな。まあ、いい。少し外の空気を吸うか」

そう言いながら、下の階に降りる。
起き抜けに酒はさすがにどうかと思うので、水を飲みながら店外へと出た。

「そうだ、酒の泉の事を調べようとしてたんだった。ちょっと様子を見に行くかな」

Yuhがグラスを片手に泉の方へと向かうと……
一瞬にして空が青く、光が視界に拓けた。

「は?どういう事だ!?一瞬で夜から昼になったぞ!」

驚いて少し後ろに退いたところ、再び夜になった。

「これは一体……」

再び前に足を踏み出すと、また昼になる。
いや、違う。昼になったのではない。

「この建物が闇に覆われているんだ!!」

そう叫んだYuhの胸に嫌な予感がよぎった。
Yuhが店の西側にある謎の大穴に向かうと……

この世のものとも思えない獣の咆哮が、大穴から轟いていた。


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